政府は強権発動せよ

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岩国・普天間…米軍再編、どうする「パンドラの箱



日米外務・防衛当局の実務者協議で沖縄の海兵隊の先行移転が確認されたことを受け、在日米軍再編をめぐる
パンドラの箱」が一気に開こうとしている。
米政府が沖縄の海兵隊の一部を山口県岩国市に移転・常駐させることを日本政府に打診したことが表面化したほか、
米軍普天間飛行場沖縄県宜野湾市)では「固定化」の懸念が強まっている。
地元は反発、政府内でも外務省と防衛省の足並みに乱れが出ており、今後の日米交渉にも影響を与えそうだ。

 
普天間辺野古沖縄県名護市)移設は時間をかけても丁寧に説明していくしかない。日米双方の困難を克服
していくすべを考えているんだ…」
玄葉光一郎外相は最近、周囲に苦しい胸の内をこう漏らした。

 
そんな折に浮上した「岩国移転」案。
外務、防衛両省の政務三役の間でこの事実は共有されずごく一部しか知ることはなかった。
岩国移転が中途半端な形で表沙汰になれば、地元の反発は避けられず、計画が頓挫する可能性が高くなる。

 
野田佳彦首相や玄葉氏が7日の参院予算委員会や記者会見で「協議していない」とそろって強調したのは、そういう
懸念があったからだった。玄葉氏は7日の会見で記者団から「打診も受けていないのか」と問われたが「いずれにしても
協議していない」とかわすのが精いっぱいだった。

 
岩国基地には米軍厚木基地(神奈川県)の空母艦載機や、普天間飛行場の空中給油機の移駐が予定されている。
これに海兵隊まで受け入れるよう地元を説得するのは至難の業といえる。

 
しかも外務省主導で水面下の交渉が進んだことについて、防衛省は「国内で地元との調整に当たるのは防衛省
外務省は米国側との合意を打ち上げるだけで、その立場を考えていない」(幹部)と反発した。

 
パンドラの箱」にはもう一つ、「普天間固定化という悪夢」(外務省幹部)が入っている。
日米両政府が沖縄からの米海兵隊のグアム移転を先行させ、普天間飛行場移設問題と切り離すことで合意したことで、
その懸念は強まっている。

 
7日の参院予算委員会で、野党側は米側が普天間飛行場の継続使用を念頭に維持・補修費負担を要求しているのでは
ないかと追及した。玄葉氏は「詳細はこれから協議する」と否定はしなかった。

 
首相は「固定化につながらないように全力を尽くす」と強調したが、その言葉もむなしく響く。
固定化につながる補修費負担問題が沖縄を刺激することになるのは確実だ。

 
野党側は政権の対応を批判している。
自民党石原伸晃幹事長は7日の記者会見で「固定化につながる密約が日米両政府の中で繰り広げられているならば、
その責任は民主党政権だ」と述べ、国会審議を通じて追及する考えを示した。
公明党山口那津男代表も会見で「普天間の危険性を除去するための移設が頓挫して、固定化する危険性が出てきている。
極めておかしい」と語った。


→ http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120208/plc12020800430001-n1.htm


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岩国基地



もう何が何だか・・・。政府の稚拙なことよ・・・。
在日米軍は、地元の賛成だの反対だの、そんな事で決めるべきではありません。
日本に駐留することによる抑止力、東アジア〜東南アジア〜中東に至るまでの
安全保障を総合的に勘案して決めるべき問題です。
それを地元が被害者ヅラしてアーダ・コーダと反対の意を述べるのは結構ですが、
政府は国の防衛という極めて重要な事項に属する事なので、強制的にでも
コトを進めるべきでしょう。