これは困った問題ですねぇ

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ステルス流出の危機…青ざめる米 
イラン軍が押収「無人機」を公開


イラン国営プレスTVは8日、イラン軍が4日にイラン東部で押収したとする米軍の無人偵察機
RQ170の映像を公開した。誤作動を起こす電波を送るなどして強制着陸させたとしている。
中国とロシアが機体調査に加わる意向を示しており、米政府はイランそして中露への軍事情報流出
に背筋を凍らせているとみられる。

 


イランは4日、アフガニスタンと接する東部の領空を侵犯したRQ170を撃墜したと発表。
アフガニスタンに駐留する国際治安支援部隊(ISAF)はこの日、「アフガン西部で制御不能
なった米軍の無人偵察機の可能性がある」との見解を示していた。

 
イラン政府は8日、米国側に領空侵犯を抗議するとともに、指導部の親衛隊的性格を持つ革命防衛隊が
軍と共同で「サイバーハイジャック」を展開し、アフガニスタンとの国境から約250キロの上空を
飛行中だったRQ170を強制着陸させたと説明。
多くの欧米メディアも、公開された機体が無傷であることなどからイラン側の主張は信用できると報じた。


核施設の地図作成か


一方、米国防総省のジョン・カービー報道官は「映像を注視している人々が(政府内に)いるのは間違
いない」などと苦しい説明に終始している。

 
RQ170は2009年12月に米軍が公表するまで存在を隠されていた“虎の子”の無人偵察機
高度のステルス性能を備え、高度15キロを長時間飛行して、電子光学カメラや赤外線カメラなどで収集
したデータを衛星を通じてリアルタイムで地上に電送する。


5月に米軍がパキスタンでウサマ・ビンラーディン容疑者を殺害した際にも、容疑者が潜伏していた
隠れ家の監視に使われたとされる。北朝鮮弾道ミサイル監視のため、在韓米軍への配備も計画されている。

 
米紙ニューヨーク・タイムズは、RQ170はイランの核施設の位置を特定する地図の作成に使われていた
と報じた。こうした活動は最高度の機密とされ、イラン上空での運用は徐々に頻繁になっていたという。


奪還作戦を断念


イランのメヘル通信は、イラン軍事当局筋の話として、ロシアと中国がRQ170の調査について協力を
申し出ていると報じた。
イランが申し出を許可すれば、重大な軍事機密がロシアと中国に流出し、米国そして世界の安全にとって
深刻な事態となる。
また、イランが核開発に加えサイバーハイジャックの技術を確立しているとすれば、対立するイスラエル
とっても大きな脅威だ。

 
バラク・オバマ米大統領は8日、イランの核開発に関連して「いかなる選択肢も排除しない。あらゆる可能性を
検討しているということだ」と述べ、軍事攻撃の選択肢も排除しない考えをあらためて表明した。

 
米としてはイランの手に落ちたRQ170を奪い返したいところだが、米紙ウォールストリート・ジャーナル
によると、米軍はRQ170を奪還または破壊する秘密工作活動を一時計画したが、リスクが大きいため断念
したという。


→ http://sankei.jp.msn.com/world/news/111211/amr11121114250003-n1.htm



これは困った問題ですねぇ。
高度なステルス技術がシナやロシアに渡ることは、米国のみならず
西側のシナやロシアと対峙する国々にとっては即脅威になります。
シナやロシアにとっては、垂涎の技術をただで手に入れるチャンスです。
こうなったら、RQ170以上のステルス技術と対ステルス迎撃システムを
開発するしかないでしょう。