監査役とは何ぞや?

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「社長に戻れると思う」解任のオリンパス元社長


オリンパス社長を解任されたマイケル・ウッドフォード氏は8日、読売新聞の電話取材に応じ、
社長復帰への意欲を示した。


巨額の損失隠しを認めたオリンパスは株主を長い期間にわたって欺いていたことになるため、
「高山修一社長を含めた全取締役は責任を取って辞任すべきだ」と主張した。
現経営陣が総退陣後の自らの去就については、「株主の判断を得た上で社長に戻れると思う。
復帰の準備はできている」と述べた。


この日のオリンパスの記者会見については、「ある程度の説明にはなっているが、『損失は
どのくらいの大きさか』や『誰がオリンパスからの支払いを受け取ったのか』など、かえって
多くの疑問が浮上した」と指摘した。

 
ウッドフォード氏は、「オリンパスの経営を安定させること」が最大の関心事であると強調した。
だが、現段階では、「株主や捜査機関、監査法人がどう反応するかを静観したい」と述べるに
とどめた。日本に戻る時期などは「(捜査機関など)関係先の動きで変わってくる」と述べた。


→ http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20111109-OYT1T00062.htm?from=main1


今回の事件で注目しているのが日本の監査役制度ですね。
本来は執行部(取締役系列)の業務を会計的な見地で調査して
会社に不正があればそれを正すのが役割のハズですが、
今ではどの企業も、監査役は“執行部”の一部であり、
出世レースでは、取締役に次ぐ地位であり、その機能は
本来あるべき姿と随分と乖離しています。
監査役から取締役に栄転する人も珍しくないでしょう。
まぁつまり現状では、被告人が検事を雇っているようなものですね。
制度設計を根本から見直す必要があるかもしれません。