中国、「文化体制改革」で娯楽番組やCMに規制
中国がテレビ番組やCMへの規制強化を進めている。
国家ラジオ・映画・テレビ総局は3日までに全国34の衛星テレビ局に対し、男女の
お見合いなど娯楽番組の本数や放送時間への制限と、CM内容や時間に関する詳細な
規定を盛り込んだ通達を行った。
中国共産党が先月開いた第17期中央委員会第6回総会(6中総会)で打ち出した
「文化体制改革」による情報統制の一環。
来年秋の党大会での指導部交代を控え、インターネット規制に加え、大衆層に幅広い
影響力のあるテレビ局の番組やCM編成まで当局のコントロールを強める考えだ。
制限が加えられるのは衛星テレビ局が視聴率を競い合っている恋人募集や娯楽競技
ゲーム、お笑いトークショーなど7種類の娯楽番組。
来年1月から1本の番組の放送時間を90分までとし、番組本数に総量規制を加える。
また各局は連日午後6時から11時半に、30分間以上のニュース番組を2回以上
放送するよう義務づけられた。
さらにCM関連では、政治を取り扱うニュース番組のタイトルにスポンサー企業名を
付けることや、ニュース番組キャスターのCM出演を禁じた。
45分番組で1分以内のCMを2本までとするなど、CM数や時間に細かい規定を設けた。
6中総会では「世論を正しい方向に導く」とし、当局の監督の目が行き届かなかった
大衆紙など都市部のメディアや、ネットメディアを統廃合する情報統制の方針も打ち
出している。
→ http://sankei.jp.msn.com/world/news/111103/chn11110319130003-n1.htm
インフレ、失業率、中央・地方政府の腐敗などに業を煮やした
人民を抑えつける手段の一つですね。
>6中総会では「世論を正しい方向に導く」
毛沢東語録や共産党幹部の演説でも読めということでしょうか?
はてさて…。