自然災害の怖さを再認識

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タイ洪水 バンコクで浸水始まる



タイ各地で大きな被害をもたらしている洪水は20日、首都バンコク中心部の運河や
河川にも流入し始め、一部で許容量を突破、付近にあふれ出した。

 
インラック首相は同日、「バンコクのすべての地域を防衛することは不可能だ」と指摘、
中心部の大規模浸水だけは防ぐ方針を示した。
バンコク東部や北部に冠水被害が出るのは不可避の情勢だ。

 
タイのメディアによると、首都バンコクの北隣パトゥムタニ県にあるバンカディー工業
団地が20日夜、冠水、東芝など日系企業29社が被災した。

 
タイ政府はバンコク北部に土(ど)嚢(のう)を積み上げ、首都を防衛する計画だったが、
増水したチャオプラヤ川から流れてくる水があまりにも多く、首都全域を防衛することを断念。
インラック首相は20日、「水の流れはコントロールできない」として、バンコク行政
当局に対し市内の水門を開放するよう要請した。

 
政治・経済の中枢であるバンコク中心部の大規模浸水は阻止する一方、北部や東部に水の
通り道をつくり、たまった水を海に早期に流すための措置とみられる。
インラック首相は、水門開放はあくまで被害を最小限に抑えるための措置であると強調している。

 
一方、ソニーは11月11日に予定していたレンズ交換式デジタルカメラの発売を延期するなど、
日本企業への影響が拡大している。

 
専門家は洪水被害によりタイの経済成長率を1%以上押し下げると分析。
首都への直撃で2%以上低下すると予測している。


→ http://sankei.jp.msn.com/world/news/111021/asi11102100580003-n1.htm


経済成長率なんかより、何とか押し寄せる洪水に対する
対策はないものでしょうか。
津波の被害を目の当たりにした日本人としては、他人事
とは思えません。
改めて自然災害の怖さを実感すると共に、被害が広がらない
ことを祈るのみですね。