喫煙者にとっては痛し痒し?

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たばこ増税見送り検討 穴埋めは所得増税の拡大有力



政府は12日、東日本大震災の復興財源を賄う臨時増税で、政府・与党案に盛り込んだ、たばこ税の増税
見送る方向で検討に入った。税制関連法案の成立に協力が不可欠な野党の自民・公明両党が反対しており、
難しいと判断した。たばこ増税で賄う計画だった約2兆2千億円の財源は、所得税増税期間の延長や
増税幅の拡大で対応する案が浮上している。

 
ただ、幅広く課税される所得税の負担感が高まることへの反発は必至で、調整は難航しそうだ。
野党との協議が長引いた場合、月内にも召集する臨時国会にたばこ税を含む税制関連法案を提出した後に修正
することも視野に入れている。

 
政府・与党は所得、住民、法人に加え、たばこ税を最長10年間増税し、約11兆2千億円を賄う案を示していた。
たばこ税は1本当たり2円引き上げる計画だった。

 
これに対し、葉タバコ農家を支持層に抱える自民党内では、昨年10月に過去最大の増税を実施したばかりで、
影響が大きいとして反対する意見が強い。13日以降、党の税制調査会を開き意見集約を図る。公明党も同調している。

 
参院過半数を持たない与党は、野党の同意がなければ、税制関連法案を成立させることができない。


このため、安住淳財務相は「(野党が)反対されるのであれば、協議は柔軟に行う」と、野党との合意を優先
する考えを示してきた。民主党前原誠司政調会長も12日、「両党の意見を聞きながら、対応させていただきたい」
と述べた。

 
こうした動きを受け、政府は、たばこ増税を見送る一方で、穴埋め財源の検討に着手。
財務省内では「所得税増税の拡大で調整するしかない」(幹部)との意見が強い。
所得税は納税額を4%上乗せする定率増税を10年間実施する計画。1%の増税で年1500億円の税収が見込める。
期間延長で対応する場合、3年半が必要で、増税幅の拡大なら5〜6%に引き上げることになる。
負担増への世論の反発は避けられず、たばこ税の扱いも含め紆余曲折が予想される。



→ http://sankei.jp.msn.com/economy/news/111013/fnc11101301370001-n1.htm


↑税金の塊のたばこ価格


喫煙という悪癖を持つスモーカーにとっては、痛し痒しの策ですね。
一番大事なことは、希有の大災害だった東日本大震災の復興の大事さを
納税者のアピールすることです。
あの被災地の悲劇的様相を考えれば、所得税でも消費税でもたばこ税でも
それが復興のための目的税である限り、納得して納税するでしょう。