ロシア、ソ連時代に逆戻り

競馬


プーチン氏再登板 強権支配の増長憂慮する



ロシアのプーチン首相が来年3月の大統領選に出馬する意思を表明した。
有力候補は他になく、最高実力者のプーチン氏が大統領に復帰し、首相となるメドベージェフ氏との
双頭体制が続くことが確実となった。

 
両氏の「たすきがけ」による権力継承は、事実上のたらい回しとして欧米などから批判されよう。
ロシア民主化に大きな禍根を残す懸念をぬぐえない。
一方、ロシア首脳らの北方領土訪問強行などで最悪の状況にある日露関係に対し、プーチン氏がどう
出てくるか、野田佳彦首相は早急に対応策を検討する必要がある。

 
「ずっと前から合意ができていた」。プーチン氏はモスクワで行われた最大与党「統一ロシア」の
党大会最終日の24日、メドベージェフ氏から「大統領候補になるべきだ」との提案を受けて、こう強調した。
メドベージェフ氏がプーチン氏の意向に沿って政権を運営してきた証左ともいえる。

 
メドベージェフ大統領は2008年12月、大統領任期を6年に延長する憲法改正を行った。
大統領を2期8年務めたプーチン氏を再び合法的に復帰させるための憲法改正といわざるを得ない。

 
プーチン氏は、出身母体の旧ソ連国家保安委員会(KGB)を継ぐ保安機関や治安機関の復権と強化を通じて、
言論統制や反対派弾圧などの強権的手法で中央集権的な支配を確立してきた。
石油や天然ガスなど重要な資源関連企業の国家管理も強化し、国家資本主義的色彩を強めた。

 
年末の下院選と来年の大統領選へ向けてプーチン氏礼賛の政治宣伝が増すとみられ、対外的にもグルジア
紛争のように強硬な拡張主義が強まる恐れも指摘される。

 
日本が警戒すべき問題はそこにある。ロシアは、昨年11月のメドベージェフ大統領による初の北方領土訪問に加え、
今月は戦略爆撃機ソ連崩壊後初めて日本を1周余りするなど挑発的行動を強め、力の支配をみせつけている。

 
野田首相は就任後初のメドベージェフ大統領との電話会談で、領土問題解決に「静かな環境下で努力したい」と
述べたが、静かな話し合いだけでは何も進まない。

 
日米同盟を速やかに修復し、日本の弱みにつけ込む中露などの挑発には毅然として実効性ある対抗措置を取るべきだ。
傍観するだけでは国を危うくする。



→ http://sankei.jp.msn.com/world/news/110926/erp11092602320000-n1.htm


[,w350]


ロシアもプーチンになってからというもの、ソ連時代に逆戻りですな。
保安機関や治安機関の強化を通じて言論統制や反対派弾圧など、モノに
ソ連そのままですな。
それにしても、日本の隣国がこんなのばっかりだと可能ならば国土ごと
引越してしまいたいものですね。