前途多難な周航へ

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野田新首相、指名早々男を下げた! 
輿石氏の幹事長起用は信を失う



野田佳彦新首相も「一つ穴のムジナ」なのか。
鳩山由紀夫前首相、菅直人首相−と2代続いた虚言癖、場当たり主義、言ったことをすぐに忘れる
健忘症にはうんざりだったが、新首相は衆参両院の首相指名を受けて早々に男を下げた。

 
もちろん民主党ナンバー2の幹事長に「日教組のドン」である輿石東参院議員会長の起用を決めた
ことによってである。小沢一郎元代表に近い輿石氏を重用することで党内融和を図る意図は読み取れるが、
保守政治家を自任していたのは一体誰だったか。
のっけから年来の主張を放棄するようでは前任者2人と変わらない。

 
「思惑ではなく思いで、下心ではなく真心で、政治を前進させるときだ」
新首相は29日の党両院議員総会でこう訴えた。意識したかどうかはともかく、思いは見えなくとも思惑は
誰にでも見え、心は見えなくとも下心は丸見えだった菅氏への痛烈な皮肉だった。

 
だが、輿石氏の起用は、新首相が否定した「思惑」「下心」そのものではないか。
新首相は「柔道部時代も政界でも寝技は苦手だ」とも語ったが、この人事は「立ち技」とは言えまい。


かつて新首相は道徳心の重要性を強調し「やりたかったのは文部科学相」と語っていた。まさか道徳教育
を否定し、文部行政をゆがめてきた日教組と仲良くやりたいから文科相を望んだわけではなかろう。

 
新首相が平成21年7月に出した著書「民主の敵−政権交代大義あり」(新潮新書)でも「自衛官の倅
(せがれ)」として小学校時代の体験をこう振り返っている。

 
自衛官の子供に対して『あなたの父親は人殺しを仕事にしている』と言った教師がいた、というような
話はよく伝えられていますが、実際にそういう雰囲気がありました」

 
自衛官の子弟である弊社記者も小学校時代に日教組の教師から「○○君のお父さんは自衛官です。自衛隊
人を殺すのが仕事です」と言われて不登校となった。新首相も日教組の卑劣さを誰よりも分かっているはずだ。

 
新首相はこれまで何を主張してきたか。北朝鮮には「断固たる態度をとるべきだ」と主張し、いわゆるA級
戦犯は「戦争犯罪人ではない」とする政府答弁書を尊重してきた。

 
政府が「権利は保有しているが行使はできない」と矛盾した見解をとる集団的自衛権の解釈見直しを訴え、
憲法制定を提唱する。永住外国人への地方参政権付与についても明確に反対の立場だった。


ことごとく日教組の主張と相反するではないか。
新首相は在任中ずっとほおかぶりを決め込むつもりか。
自らの主義・主張の根本を曲げるようであれば、何のために首相の座に就いたのか分からない。

 
「震災からの復旧復興、原発事故の収束、円高デフレ対策等々、たくさん課題がある」
新首相は30日の党代議士会で新政権の課題についてこう語った。
いずれも急を要する課題だが、一つひとつ解決していくには、何よりも首相の言葉への信頼が不可欠となる。
指導者に信がなければ、進むものも進まないということは鳩山、菅両氏が証明してくれた。

 
つまり国民の信を得たいと欲するならば、両氏を反面教師にして正反対の姿勢を貫けばよい。
自分の言葉に誠実に、嘘をつくことなく正面から向き合えばよいのである。

 
くしくも30日は、民主党による政権交代2周年。
新首相は「私は断言します。政権交代には大義がある」と著書をこう締めくくるが、内向きな党内融和を
優先することは大義でも何でもない。


→ http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110830/plc11083023490018-n1.htm



やはり教師の仮面を被った極左プロ市民運動家であり、
教壇では何でも日本が悪い自虐史観を子供らに植え付けている
極悪非道である日教組の首領を幹事長に据えるのは失敗ですね。
政治思想・政策面では、保守系野田首相とは全く合いません。
合うハズがないでしょう。
小沢や鳩山の両者に近い議員なら、他にもいたはず。
幾ら党内融和、小沢派の懐柔といっても、日教組の首領はないでしょう。
筋が余りにも悪過ぎます。
日教組関連では、選挙違反で逮捕者や議員辞職者も出ています。
野田丸、進水したばかりで既に火種を抱え、前途多難な周航となりました。





輿石氏、幹事長起用の理由は 就任初日に抱えた火種



30日昼、首相指名選挙を控えた野田佳彦新首相が硬い表情で国会内の民主党参院役員室に姿を現した。
この日朝、新首相は輿石東参院議員会長に電話し、幹事長就任を打診したが、色よい返事はなかった。

 
「幹事長には輿石さんしか考えられない。ぜひ、引き受けていただきたい」
新首相は輿石氏に再度就任を要請した。首を縦に振らない輿石氏に、一歩も退かなかった。
「受けてもらえないと先に進めないんです。野田丸が出港できない。私はあきらめません」

 
あきらめられない理由が新首相にはあった。決選投票の末、逆転勝利した新首相の前に立ちはだかった
のは、相も変わらない「親小沢」対「反小沢」の構図。

 
就任あいさつで「ノーサイド」(試合終了)を呼びかけたが、幹事長人事次第では党内最大勢力の
小沢一郎元代表のグループが反発することが予想された。

 
自身を支持するグループはわずか30人程度で基盤は脆弱だ。
いくら代表選で支持した「反小沢」勢力が結集しても、小沢グループと対立すれば、党運営はおぼつかない。
29日夕の野田陣営の祝勝会で、支持議員に新幹事長の条件を問われると、新首相はこう語った。


(以下はリンク先でご覧ください)


→ http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110831/stt11083100500000-n1.htm