暴動の根は深いですね

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ロンドン暴動、全国に飛び火 若者たちが放火や略奪


暴動で大きな被害が出たロンドン南部クロイドンから報告です。

 
今回の暴動には、例えば首相の退陣とか憲法を変えるとか、明確な政治的目標が
あるわけではありません。
たまっていたうっぷんが黒人男性射殺事件で一気に噴き出したといえます。
その結果の1つが、後ろに見えます家具店です。火が放たれ骨組みだけになっています。

 
なぜ、うっぷんがたまっていたかというと様々な要因がありますが、人種的なこと、
不況で仕事がないのに経済危機の原因とみられる銀行トップらが多額のボーナスを
もらっていること、歳出削減で様々な手当がカットされていること、公共料金が
上がっていること、そうしたことが澱のようにたまっていたといえそうです。

 
また、去年の学生デモ以来、警察が暴徒の破壊行動を止められないケースが目立っていたこと、
つまり警察がある種なめられていたことも、ここまで暴動がエスカレートした要因の1つ
といえそうです。

 
ロンドン警視庁は、2.5倍の人数で警備にあたるとしていますが、スマートフォン
通じて同時多発的かつ散発的に広がる暴動をどこまで押さえこめるのか、1つの正念場を
迎えるといえます。


→ http://news.tbs.co.jp/20110809/newseye/tbs_newseye4797496.html