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[ヴィクトリアマイル(G1)]



雰囲気は完全な2強ムードですね。
昨年の覇者にして、天皇賞(秋)を制して、ジャパンカップも事実上
ドバイWC馬になったヴィクトワールピサ(2位入線)を直線50mだけで
突き放しての1位入線(結果、2着降着)。
有馬記念はスミヨンの乗り違いで、マトモなら勝っていたでしょう。
ドバイWCは、展開と馬場が向かなかったのか、レースにならずに惨敗。
その女傑・ブエナビスタに挑むのが、昨年の牝馬三冠馬であるアパパネ
前走は脚慣らしとしても、見所十分の4着。ここを本番に見据えての
仕上げも抜かりないでしょう。
では、この2頭で決まりでしょうか。


前日の馬連オッズは現時点では 13−16 で 2.0倍。
さて、どうしましょうか?
ブエナビスタの牡馬に混ざってのこれまでの戦績と強さは誰しも認めるところです。
千六(5・0・0・0) 東京(3・1・0・0) 
持ち時計(1.32.4)と上がり最速(32.9)の記録がその裏付けですね。
しかし、最終の調教がイマイチでしたねぇ。あくまでも主観的な見方ですけど。
時計が出る出ないは別にして、何か覇気というか闘争心が無かったような気がします。
対するアパパネの調教は良かったですね。美浦の坂路を元気よく駆け昇ってきました。
しかし、三冠とも僅差で勝ち上がったのも事実で、現4歳で“絶対”の存在ではありません。


余談ですが、“3強”といわれた場合は、その3頭で決まる確率が高く、
“2強”といわれた場合、必ずしもその2頭で決まるとは限らない印象があります。
一番印象的な例は、メジロブライトが勝った天皇賞(春)でしょう。
同期で前年の有馬記念馬であるシクルジャスティスとの一騎打ちムードでした。
両馬とも、前哨戦であった阪神大賞典で接戦の1・2着でしたから、
これは本番もそうだろうと・・・、皆が思っていましたが、シルクジャスティスがコケ、
代わりに伏兵だったステイゴールドが2着に突っ込んで波乱になりました。
このヴィクトリアマイル、ある意味では簡単、別の意味では難しいですね。
ただ、今回は両馬が飛ぶことは余り考えられないので、2頭軸の3連複です。
馬券は3連複で8点勝負。
(13・16)−(13・16)−(1・2・4・6・7・8・9・11


因みに出走17頭中、12頭が4歳馬なんですね。
この世代のレベルの高さを改めて感じますね。