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中国、ジャスミン革命が怖い? ならば自ら体制変化を


ツイッターで流れた一本の集会の呼びかけが、中国共産党をとてつもなく緊張させた20日
「中国ジャスミン革命」は実体としては何も起きなかった。だが、無事に過ぎたわけではない。
台湾中央通信によれば当日は100人が拘束され、24日付香港メディアによれば少なくとも4人が
国家政権転覆扇動容疑で逮捕された。



上海だけでも3、4人が社会秩序擾乱容疑で逮捕された。
四川の作家、冉雲飛氏も国家政権転覆扇動容疑で逮捕されたという。
3月の全国人民代表大会全人代)をひかえ、今後も著名な人権擁護活動家や民主化活動家や
体制外作家らが次々と拘束されてゆくのではないか、という不安が頭をもたげる。

  
この騒ぎはいったい何だったのか。米国発の華字ニュースサイト博訊から発信されたこの最初の情報が、
重慶市の若者のイタズラ心の書き込みであったと報じられている。
華字ニュースサイト・多維が出元である。その前には法輪功天安門事件当時の学生指導者のひとり
王丹が計画した、という噂も流れた。
22日には博訊に「専制政治の現状を変えたい」という発起人を名乗る人物の声明文の投稿があり、
23日に博訊は「ジャスミン革命は誰かの悪ふざけであったと結論づけ、民衆にこれを重視させない
ようにする、といった世論誘導の指示を中国当局が行った」と報じた。
ツイッターの上では、五毛と呼ばれる体制にそった世論誘導を行おうとするオンライン・コメン
テーターらしき、新米ユーザーが続々と沸いて出て、中国人人権派弁護士だの体制外言論人に
まとわりついた。

  
こうなってくると何が本当で何が嘘なのか、ネットを眺めているだけでは分からなくなってくる。
ただ、どこかの反共組織が本気で体制転換をしかけようとしたとしても、単なる「イタズラ」だった
としても、こうしたネット上の情報は、現実の庶民の暮らしとはほとんどリンクしていないというのは確かだ。
庶民のほとんどは、集会の呼びかけなど知らず、「革命」とは無縁のところで、今のところは物価高や
住宅難や就職難に向き合って自分たちの生活を考えるだけで精いっぱいだ。

  

むしろ今回明らかにになったのは中国共産党の「革命」に対するおそれ方だ。
「革命」を防ぐために治安維持と社会管理をどんどん強化してゆきそうな気配が漂う。
懸念されるのは「革命」自体より、「革命」をおそれる当局の言論人や少数民族に対する締め付け強化だろう。
だが、中国当局に気付いてほしいことは、その締め付け強化こそ、単なる生活上の不満を体制への怒りに変えて
ゆくきっかけになるということだ。
中国が今とろうとしている社会管理強化路線は、自らがおそれている危険の可能性を高めている。

  
「革命」を防ぎたいならば、一番良い方法は「革命が絶対起きえない体制」、つまりより民主的な体制に
自らシフトさせていくことだろう。


→ http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0225&f=national_0225_168.shtml


まぁ政治体制云々よりも、インフレの波に乗った経済成長に伴う
日常生活のやり繰りが第一なんですね。
天安門事件の時とは、例え貧富の差が広がったとしても、民衆の
生活は向上しているハズです。
一番の心配というか期待(?)は、今の不動産バブルの崩壊ですね。
ハードライディングで痛いめに合うのか、奇跡的なソフトライディングが
成功するのか、このヘンの中共政府の舵取りには注目ですね。