中東の火薬庫炎上の可能性?

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デモ参加者、喜び爆発も、さらに激化か 
イスラエルは懸念表明


エジプトのムバラク大統領が1日夜、9月の大統領選への出馬を取りやめる方針を示したことを受けて、
カイロ中心部のタハリール広場で反政府デモを繰り広げていた約20万人の市民や野党陣営は一様に
喜びの表情を見せた。
ただ、大統領の即時辞任を求める声は依然強く、反政府デモは今後さらに激化することが予想される。



同広場でデモを繰り広げていた若者らは大統領の演説後、肩を組み合ったり、国旗を大きく振ったり
するなどして喜びを爆発させた。

 
中道右派野党の新ワフド党幹部、ラミー・レッカ氏は同党系のテレビ番組で、「若者や野党を満足
させる演説内容だった」と述べた上で、スレイマン副大統領に対し、「平和的な政権移行のための
野党との対話開始」を要求した。また、デモ参加者を拘束しないよう求めた。

 
非合法のイスラム主義組織ムスリム同胞団幹部のベルタギー氏はこれに対し、「(憲法改正などの)
改革実施は遅過ぎるし不十分だ。
演説では(治安部隊によって)殺害された市民への謝罪の言葉もなかった」と語り、即時辞任を要求した。
著名な反政府活動家のイスラ・サッラーハさんもカタールの衛星テレビ局アルジャジーラに対し、
「(今秋の退任という)大統領の方針は容認できない。金曜日(4日)までに退任しなければ、多くの
人々が殉教者となる」と警告した。

 
イスラエルのネタニヤフ首相はこの演説に先立ち、
「国際社会は、どんなエジプトの政権になろうとイスラエルとの
平和条約を維持するよう促す必要がある」

との声明を発表。1979年にイスラエルと平和条約を締結したエジプトにイスラム原理主義勢力が台頭
することへの懸念を表明した形だ。


→ http://sankei.jp.msn.com/world/news/110202/mds11020209250013-n1.htm


親米・親欧州派のムバラク大統領の失脚は、中東を思わぬ混乱に導く
要因となりそうですね。
中でも最悪のストーリーは、イスラエル政府も懸念しているイスラム
原理主義者(過激派)の台頭ですね。 そうイランが陰で操っている・・・。
オバマ大統領も推移を見守るしか手はないようで、この地でイスラム
原理主義者政権が誕生したら、サウジアラビヤやイスラエルに深刻な
国際政治情勢を与えることになりますね。 戦争の可能性すら否定出来なくなります。
勿論、アメリカの対中東政策の根幹が崩れてしまいます。
かつてイランに無血革命でホメイニ師政権が誕生した時も、民主党カーター政権。
ただその革命の成り行きを指をくわえて観ていただけで、それまでの親米政権を
見殺しにした経緯があります。
彼の地の“民主党”も役立たずですよねぇ・・・。