元旦から昨日までの間に、電車での移動中に読みました。
『アフターダーク』です。
村上春樹氏の文体は、正直、普通の日本人が話す会話では
まずあり得ないような、登場人物の会話が続きます。
英米系小説に観られる比喩の使い方もそうですね。
都会的な洗練されたセンスとセンテンスは十分に認めますけどね。
氏のファンは、恐らくそんなところに魅かれるのでしょう。
ただ、読んだ後も特段心に染みいるような感動、感慨、余韻も
ありませんねぇ、ワタシにとっては。
読み終えて、はい終わり、って感じです。
例えば浅田次郎氏作品のように、心の機微に触れるような物語とは
明らかに一線を画しているような気がします。
浅田作品の『壬生義士伝』のように、読了後に涙腺を刺激する
ような“感動(=オチ)”がないような気がします。
まぁ村上春樹作品の全てを読んだワケではありませんが・・・。
それに、これはコレでいいのかな、これもアリなのかな、って。
あと、文体と進行のテンポがいいのか、すぐに読み終えてしまいます。
必ずしも好みの小説ではありませんが、時々思い出したように読みたく
なるのが村上春樹作品ですね。
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しつこいようですが、何度でも推奨します!この1冊!
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