日曜競馬 回顧

競馬


[オールカマー(G2)]


ドリームジャーニーの出遅れは冷や汗ものでしたね。
が、千米通過60.0とソフトな良馬場にしろ中山外回り特有のスローペース
のお陰で2コーナーあたりでは後方ながら射程圏で追走が出来ました。
この出遅れとパンパンではないソフトな良馬場に59キロと不利な条件が
揃いましたが、直線では最速の34.5の末脚で2着確保は流石にG1を3勝
している馬の貫録でしたね。
勝ったシンゲンは、11か月の休み明けがどうかと思いましたが、得意とは
いえない中山でのこの勝利は価値があります。
得意の府中開催に向けて展望が広がる一戦となりました。
因みに「優馬」紙上では、シンゲンに騎乗した藤田伸二騎手は戦前、随分と自信
のある感触だったようです。
ドリームジャーニー有馬記念連覇に視界良好といったところでしょうか。



[神戸新聞杯(G2)]


強力な逃げ馬不在で少頭数の阪神外回りならばスローペースはミエミエです。
千米通過が63.1という馬場を考えても超スローの流れでした。
中団を進む◎ローズキングダムと○エイシンフラッシュは折り合いに専念。
しかしエイシンフラッシュは向こう正面で、少し掛かってましたね。
それに比べてローズキングダムはインぴったりを折り合いよく追走しました。
武豊騎手も内田博幸騎手も「相手はこの1頭」って感じでしたね。
結果、道中インと中間を通ったコース取りと折り合いの差が最後にクビ差と
なってしまいましたね。
両馬とも上がりが33.3と直線は白熱した一騎討ち。
3着馬に決定的な3馬身差をつけてのワンツーでした。
昨日も書きましたが、かつての京都新聞杯同様に、この時点で8〜9分ほど
仕上がってないと本番には繋がりません。
流石、ダービー1・2着馬と、同世代では抜けた存在をアピールしましたね。
因みにローズキングダムの+22キロの馬体重には驚きましたねぇ。
先週のアパパネを思い出した人も多いでしょう。
しかし、モニターを観る限り、+22キロは太さではなく馬の成長分と見受け
られて安心しましたが。 問題は息が出来ているかどうかは走ってみないと
分かりませんので若干の不安は頭をよぎりました。
いずれにせよ本番の菊花賞に向けて、やはりこの2頭が最有力となりましたね。
ローズキングダムについては、ローザネイを租とする“薔薇一族”悲願のG1
優勝がかかります。