尾を引く日韓談話

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日韓談話が民主代表選に波紋、
保守系議員が新勉強会立ち上げて反発


9月の民主党代表選を控え、党所属の保守系議員らが12日夜、新たな勉強会を立ち上げた。
会合では、日韓併合100年にあたって菅直人内閣が発表した首相談話を批判する意見が噴出。
民主党内では談話をめぐって、日韓両国の歴史問題を蒸し返すような内容への疑問に加え、
手続き面の不満が出ており、これらの反発が議員の投票行動に影響する可能性もある。

 
会合は松原仁国対副委員長が呼びかけ、約20人の中堅・若手議員が参加した。
メンバーは党内最大の小沢グループのほか、鳩山、前原、野田、旧民社党系などの保守系グループ
から参加しており横断的だ。勉強会を「日本国研究会」と名付け、松原氏と牧義夫衆院議員が
共同代表に就いた。

 
出席者からは首相談話について、「中身にも手続き的にも問題がある」「なぜ建設的な談話に
ならなかったのか」などと批判が相次いだ。
そのうえで、同会として談話に対する考え方をまとめ、菅首相らに申し入れを行う方針を決めた。

 
代表選にあたっては、候補者に首相談話に対する評価を問いただすことも確認した。

 
会合後、松原氏は「同じ意思を持った者が集まった。代表選でも一致結束して行動することを
確認した」と述べ、菅首相の対応によっては再選反対にまわる可能性も示唆した。

 
また、会合とは別に、6月の代表選で菅首相を支持した議員の一人も「(菅内閣が)これほど
左寄りでは、対応を考え直さないといけない」と語っている。

 
党内にはリベラル派や旧社会党系を中心に談話を支持する議員も多くおり、談話の内容そのもの
に関する意見は分かれている。
ただ、談話支持派のなかにも十分な党内論議を経ずに閣議決定が行われたという不満はある。


→ http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100813/stt1008130052000-n1.htm