日曜競馬 回顧

競馬

[東京優駿日本ダービー)G1]


結果論を先に書きますと、上がり3F、いや2Fでの勝負でしたね。
何たってG1競争で東京競馬場の二千四百を走って、上がり3Fが33.4!
レースの千メートル通過が61.6のド・スロー!
前半6F:1.15.1 後半6F:1.11.8
前後半の差が3秒3(!)の想定外過ぎるスローで2分26秒9。
このメンバーにしては想定外過ぎるスローペース。
馬群の中から最後の切れ味勝負でした。ラスト3Fからのヨーイドン!
[参考ラップ]
12.6 - 11.3 - 12.2 - 12.7 - 12.8 - 13.5 -
13.1 - 12.9 - 12.4 - 11.3 - 10.8 - 11.3


こうなるとローズキングダムなど「長くイイ脚」より「一瞬の切れ味」
に優れる馬の台頭は自然で、さもありなんですね。
そう、ゴール前での刹那の勝負。
しかし最も切れた馬、それが、エイシンフラッシュだったとは・・・。
しかもその上がりが32.7(!)とは・・・。お見それしました。
単純に3で割れば、1F平均=10.9 という信じがたい鬼脚!
発表は良でも実は「やや重に近い良」の馬場を考えれば尚更ですよね。


因みにエイシンフラッシュに迫った、2着のローズキングダムの上がりが32.9。
惜しくない3着の◎ヴィクトワールピサの上がりが33.1。
馬群の中団で脚を溜めに貯めて、最後の刹那を早く駆け抜けた馬に栄冠。
先行していたヴィクトワールピサの33.1でも、とても届かないとはね。
予想するには余りに難しいレースでしたね。


内田騎手、馬主さん、藤原英厩舎ともども、おめでとうございます!
橋口厩舎、また2着でしたね。また来年、頑張ってください。
名伯楽・藤沢和雄師も、何故かダービーには縁がありませんねぇ。


「人間、歯を食い縛って頑張れば、いつか夢が叶う」内田博幸騎手)
(勝利ジョッキーインタビューにて)


http://www.youtube.com/watch?v=VJ3NhXio3wg:movie,w450