最高指導者の責務は何処?

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普天間米大統領来日までに決着要請 
岡田外相にゲーツ国防長官』


ゲーツ米国防長官が、20日に行った岡田克也外相と会談などで、
米軍普天間飛行場沖縄県宜野湾市)の移設問題について、
オバマ大統領が初来日する来月中旬までに日本政府としての
結論を示すよう求めていたことが22日、分かった。
複数の政府筋が明らかにした。

 

それによると、ゲーツ氏は、移設について2006(平成18)年の日米合意で
取り決めたキャンプ・シュワブ沿岸部(名護市)への移設計画が
「唯一、実現可能な案だ」と米側の立場を強調。
ただ、民主党政権が移設計画の検討をしていることにも配慮し、日米同盟を強固に
するためにも11月12、13両日の大統領来日までに日本政府としての結論を
示してほしい−などと求めたという。

 

岡田氏は「日米合意の重要性は認識している」と応じたが、沖縄の政治状況や
在日米軍再編は見直す方向で臨むなどとした与党3党合意など「原則論」(政府筋)
を説明。 「短期間で結論を出すことは難しい」などと伝えた。

 

鳩山首相も21日のゲーツ氏との会談で、
普天間問題の解決には「まだ若干の時間がかかる」
と伝えたと記者団に説明、来年1月の名護市長選の選挙結果を見極めたい
との方針を示していた。


一方、平野博文官房長官は22日午前の記者会見で、
「早期に決着させてほしいとは聞いたが、私のほうでは各閣僚との会談の中身は
詳細に承知していない」と述べた。
大統領来日までの決着の可能性については
「首相の発言を踏まえると、難しいのではないかと推測する」と指摘した。


→ http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/091022/plc0910221208004-n1.htm


【参考】


『「米軍再編で日本は約束履行を」国際フォーラムが提言』

→ http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/091022/plc0910221658007-n1.htm


国家指導者の最大事の一つが、国防であることに
異論を唱える人はいないでしょう。
しかし、何でしょうか、この煮え切らない態度。
与党3党合意? 誰なんだよ、政治的最高指導者は。
名護市長選の選挙結果? 
国家の代表者たる首相の、今後の国家の行方を左右する
国防施策の決断が、何故、一市長の選挙結果に左右されるのか?
どうせ、全国から在日・エセ童話・極左官公労日教組などの
反日団体などが反対派の応援に懸け付けるのは、容易に推測可能だろ?



書いてしまえばキリがないけど、
所詮は政治的リーダーには不可欠な要素としては、
○知識に支えられた確固とした哲学、
○揺ぎ無きも柔軟性を備えた思想
○幅広い層の国民を納得させる説得力
○自制心と疲れを知らない行動力、
○更に、肉体的強さまで備われば、もう文句なし www
流石に、これを全部満たせとは言いませんが、
この中で、な〜んにも持ち合わせていない鳩ポッポには、
苦言・暴言の一つも呈したくなりますワナ。



ニコロ・マキアヴェッリ語録


君主たらんとする者は、種々の良き性質をすべてもち合わせる必要はない。 
しかし、もち合わせていると、人々に思わせることは必要である。
いや、はっきり言うと、実際にもち合わせていては有害なので、
もち合わせていると思わせるほうが有益なのである。

 
思いやりに満ちており、信義を重んじ、人間性にあふれ、公明正大で
信心も厚いと、思わせることのほうが重要なのだ。
それでいて、もしもこのような徳を捨て去らねばならないような場合には、
まったく反対のこともできるような能力をそなえていなければならない。



君主たる者、新たに君主になった者はことさらだが、
国を守りきるためには、徳をまっとうできるなど
まれだということを、頭にたたきこんでおく必要がある。
国を守るためには、信義にはずれる行為でも
やらねばならない場合もあるし、慈悲の心も捨てねば
ならないときもある。 
人間性をわきに寄せ、信心深さも忘れる必要に迫られる
場合が多いものだ。



だからこそ、君主には、運命の風向きと事態の変化に応じて、それに適した対応の
仕方が求められるのである。 
また、できれば良き徳からはずれないようにしながらも、必要とあれば、悪徳をも
行うことを避けてはならないのである。