[スプリンターズステークス(G1)]
秋G1戦線の初戦を飾るのが、このスプリンターズステークス。
しかし、今年の出走馬の小粒ぶりは否定しようがありませんねぇ。
例年になく、小粒。 低レヴェルと言っても過言ではありません。
スリープレスナイトの引退、アストンマーチャンの早逝が悔やまれます。
しかし、この面子で行われるのは事実・現実でございまして
秋G1初戦として、是非とも取っておきたいですね。
私の勝負レースはダート短・中距離戦ですが、やはりG1は身と気が
引き締まる想いですね。
前日の1番人気が、前哨戦セントウルSを快勝したアルティマトゥーレ。
オッズ3.8倍。 当日は恐らく2倍台後半になるでしょう。
千二(4100)の戦績と良血ぶりも手伝って当日人気は上がるでしょう。
2番人気はキーンランドカップを楽勝して臨むビービーガルダン。
安藤勝騎手騎乗で中山実績もあります。
しかし、芝千二を14回走ってベストタイムが札幌での1.08.0
というのは気になります。
稍重馬場から明日は良馬場まで回復しますが、それでもパンパンの
良馬場まではいくかどうかは微妙 …。
先週の1000万下での勝時計が1.07.4ですので、それを考えれば
強力な先行馬不在でも、スプリンターズSの勝ち時計は、1分7秒台前半
というところでしょうか。 ある程度の持ち時計は必要ですね。
本来なら前哨戦快勝の勢いに乗り、内枠を引いて番手追走、直線脱け出す姿が
容易に想像出来るアルティマトゥーレでしょうが、もう1頭気になる馬が …。
◎キンシャサノキセキ、この馬の乾坤一擲ともいえる一発に賭けます。
ポン駆けするといえども、高松宮記念以来6か月間の休み明けで、G1をブッツケ。
幾ら何でもという気はしますし、三浦皇成騎手の右膝捻挫もそれ以上に気になります。
確かに近年の傾向は、サマースプリントシリーズのレースに出走して、
そこで勝った馬が、スプリンターズSで結果を残してます。
しかしデビュー以来、この馬の潜在的能力と素質は誰しも認めるところ。
出世を阻むのは、折り合いの難しさです。
千二でも引っ掛かって口を割って頭を上げて、騎手を困らせる気性でしょう。
しかし、中山の実績と持ち時計、最終追い切りが快調教だったこともあり
ローレルゲレイロ以外に国内G1馬がいない、この面子なら、穴で狙ってみる
価値はありますね。
馬連の相手は
アルティマトゥーレ トレノジュビリー グランプリエンゼル ビービーガルダン
ローレルゲレイロ アーバニティ まで手広く流します。
しかし、スプリント路線の低調さを想う度に、この馬を思い出します。
そう、希代のスプリンター・サクラバクシンオーですね。
この馬はスプリンターズステークスを連覇した、真のスプリンターですが
しかし、それだけではありません。
阪神で開催されたスワンSを、59キロを背負って1.19.9の
レコードで勝利。
続くマイルチャンピオンシップでは、流石に距離が長過ぎたようで、
しかし、それでも名牝ノースフライトの2着です。
短距離路線での能力と素質は、他馬を寄せ付けませんでした。
種牡馬としてもショウナンカンプなどを輩出し、成功してますので、
尚更、この馬を懐かしんでしまいますね。