日曜競馬 回顧

競馬


爽やかな青空。
多少日差しが暑くても、湿気がなく、何とも爽やかな日和。 
天高く馬肥ゆる秋ケイバの到来を、肌で感じましたね。
財布は、更に一足早く冬を迎えた1日でしたが …。



[京成杯オータムハンデキャップ(G3)]


45.3(56.8) → 46.8(35.3)  1.32.1
前後半の差が、1.5秒の前傾ラップで、しかも千米通過が56.8!
予想以上のハイペースでしたねぇ。
ハナを切ったシンボリウエストがドンジリなのも分かります。
しかし、そこを2番手追走のザレマが、4コーナー前で一呼吸を入れて
直線伸びての快勝は立派ですね。 思ってもいませんでした。
9Rの1000万下特別の勝ち時計が、1.07.4(芝千二)。
これを見て、高速決着が「?」のザレマの評価は少し下げたのですが
いやぁ〜、お見事でした。 内田博幸騎手の好騎乗もありましたね。
ハイペースながら馬群は一団で進みましたので、勝った一番の要因は
底力だったのでしょうかね。 スパッと斬れる脚はありませんが、
ジリジリとバテずに伸びる特性がハマッたのでしょう。


マイネルスケルツィは、4コーナーで先頭に並んで、サイレントプライド
抜いた時点で「勝ったか連は確実!」と思いましたが、ハイペースで先行した
ツケが最後の最後に出てしまいました。
テンの2F目が10.5、3F目が10.9ですので、流石に最後は鈍りました。
しかし、ここまで頑張ったのは流石というべきでしょう。
馬券は取れませんでしたが、この馬を◎にしたことは納得しています。


しかし、2着のアップドラフトとは ・・・。こりゃ買えんて。




[セントウルステークス(G2)]


カニヤザクラはスタートで少し安目を打ったのが
最後まで響きましたね。
道中、ずっと窮屈なインを追走、直線では前が開かずに
最後は追い込んで来るも、4着が精一杯。
CBC賞アイビスSD(重馬場)→北九州記念 を闘い続け、
調教動くも、目に見えない疲労感もあったのかもしれません。
それでも、ま、サマースプリント女王の連覇。 立派でしょう。


勝ったアルティマトゥーレは、流石でしたね。
千二は[3100]準パーフェクトですが、持ち時計が無く評価を下げましたが
良血が開花したのでしょうか、夏の上がり馬らしい快勝劇でしたね。
昨日、弟の皐月賞馬・キャプテントゥーレが朝日CCを制してますので
姉弟と連日の重賞制覇。 エアトゥーレは良い仔を出しますね。
ただし、馬場が少し緩かったせいか、33.8 → 34.0  1.07.8
平均ペースで高速決着にならなかったのも、この馬にとっては幸運でした。


しかし、それ以上の驚きがスリープレスナイトですね。
プラス22キロ、橋口師が指摘するとおりの明らかな太目残りですね。
それに57キロ。 これで、この馬は(馬券的に)飛んだと思いましたよ。
ならば、2着争いは何が来てもおかしくはないと、穴狙いで急ぎ
メリッサ、コスモベル、アルティマトゥーレ を馬連に付け足しました。
スリープレスナイトはスタート後の向こう正面では、掛って頭を上げ、
上村騎手が懸命に宥めながらの追走でしたね。 
観ていまして、ああ、これじゃぁ持たねぇな・・・、と。
しかし、勝った馬には完敗でも、2着に突っ込んでくる辺りを見ると
この馬は、真のスプリンターなのかな、と素直に見直し。
昨日書きましたが、真のスプリンターは斤量泣きはせず、多少の太目は
克服してしまいます。


レース後、かつての、フラワーパークを思い出しました。
当時、スプリンターズSの前哨戦が、秋のCBC賞(G2)。
ここを前走比で20キロを超える馬体重で出てきたフラワーパークは
それでもエイシンワシントンの2着に頑張りました。
そして本番のスプリンターズSでは、大幅に馬体重を減らして(戻して)
スプリント戦では歴史的名勝負ともいうべき、フラワーパーク vs エイシンワシントン
の快速馬同士の一騎打ちを制しました。
今年のスプリンターズSは、スリープレスナイトが最有力ですね。
現在のスプリント界は少々小粒な中で、この馬の持てるスピードと底力が
他馬とはハッキリと違いますね。