日曜競馬 回顧

競馬



[関屋記念(G3)]


馬場を考えると結果的にはちょっと早かったかなぁ、
マイネルレーニア
59.0 → 33.7  1.32.7 です。
いやいや、前後半が 46.9 → 45.8 ですので
レース的には後半が1.1遅いスローペースですね。



新潟外回りコースお約束の、スローの決め手勝負でした。
その通り1・2着馬は道中後方から突っ込んできた有力馬
ですので、長い直線にての、決め手比べになりましたね。
マイネルレーニアにとって、このような馬場が不得手なことと
内馬場が荒れ気味だったのが痛かったです。
(こんなゲリラ雨は、前日予想では想定外でしたよ、そりゃ。)
佐藤哲三騎手は、直線では傷んだ内馬場を避けて、馬場の半ば
よりやや内側と通りましたが、これはどうなんでしょうか。
逃げ馬は、単騎でラチを頼りながら走る時が、一番その力を
発揮するものですので、ラチから離れて内から外から馬に
こられた時には、馬は戦意喪失状態でしたね。



勝ったスマイルジャックは不利に泣かされた前2戦を度外視すれば
ダービー2着を含めて、ここでは威張れる成績の馬です。 
三浦皇成騎手も、従前からこの日の騎乗を依頼されていたようですが
陣営ともども嬉しい勝利ですね。 この一戦に賭けていましたから。
また直線では大外に出さずに、馬群の中程を割って伸びてきたのは、
騎手と馬を褒められて然るべきでしょう。 ロスを最小限に抑えました。
小桧山調教師によると、今後は千六を中心に千四〜千八を中心に
使っていくそうです。



2着のヒカルオオゾラは、武豊騎手をして折り合いを付けるので
精一杯って感じでしたかね。 向こう正面では頭を上げてましたし …。
ただ、流石に鞍上込みで1番人気に押されただけのことはありました。
結果、2・1番人気同士の決着で、まぁ納得ですかね。
4着のキャプテントゥーレは、成長分を含めて+16キロと
線の細さも少し解消されたようで、今後が楽しみですね。
ただし、如何せん“決め手”となる末脚がないので、ダイワメジャー
のような競馬が理想でしょうかね。




[函館2歳ステークス(G3)]


勝ったステラリード(岩田康成騎手)は、1枠1番がどうでるかが
注目でしたが、多頭数競馬、向こう正面で多少窮屈に見える場面もありましたが、
結果的にはコースロスなく道中はインを周り(周らざるをえない?)、
直線ではラチから3〜4馬身外に出し、騎手の鞭に応えて2歳重賞を
GETしました。 これは騎手の腕によるところが大きいですね。
窮屈な道中で行きたがる馬を宥めながら、直線での脚を温存させた
岩田騎手のファインプレーです。
2着キョウエイアシュラは、勝ち馬とは正反対の大外枠。
これも結果、外ソトを周らざるを得ず、1着馬との着差は枠順の差
でしょうね。 藤田伸二騎手も最大限に馬の力を出しました。
最後の直線強襲は、流石に2戦2勝にてのオープン2歳馬です。



◎ロジディオンは、新馬戦の焼き回しのような競馬。
メイクデビュー戦では通用しても、重賞ではこれは無理ですね。
スタートはほぼ互角でしたが、如何せん行き脚がつきません。
スタート直後では、ほぼドン尻に近い位置取り。
短距離戦では致命的ともいえる脚質でしょうか。
前走同様に3コーナー前からマクッて進出しましたが、直線半場前にて
お約束ともいえる失速。
次は、マイル以上の距離を試してはどうでしょうかね。