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[第69回 皐月賞(G1) 中山・芝・2000m]


いよいよ牡馬クラシック第一弾「皐月賞」。
ここを勝った馬だけが、その年の三冠馬になる資格を得ます。
毎日杯を制したアイアンルックあたりが出走してくれば
ほぼベストメンバーでしたが、それでも若き優駿達が集まりました。
しかし、実績に基づく実力馬が中山の最内枠と最外枠に収まったのは
競馬の神様の悪戯でしょうか。



先行馬がこれだけ揃った皐月賞、というかG1も珍しいですねぇ。
まぁ、それでも先行馬全てが前に行けるワケではないでしょうが、
有力馬、1枠1番を引き道中で内に包まれたくない◎ロジユニヴァース
18番枠を引いた▲リーチザクラウンは、ほぼ間違いなく先行するでしょうね。
特にリーチザクラウンは行きたがる、折り合いに多少の難がありますから
武豊騎手も、無理せず暴走しない程度には馬の任せるままに行かせると想像します。
さて、ここで問題なのが、やはり大外枠という枠順。
大外枠からゲートを出て、スタート地点から1コーナーまで決して長くはないが故に、
だからこそ少し激しくなりがちな先行争いで、余計に脚を使ってしまわないか、
ということも不安材料の一つですね。



先行馬が揃うと往々に牽制しあって、結果スローペースに落ち着くのは
ありがちですが、今回はこれだけ揃えば、まずスローは無いと見ます。
フサイチコンコルドの半弟にしてネオユニ産駒の○アンライバルド
一瞬の差し脚が決まる可能性もありますね。
いずれにしてもマトモなガチの勝負なら、3強の争いでしょうが、
どうでしょうか。 やはり結果的に枠順が“効く”こともあるのでしょうかね。
下馬評で「2強の争い」なら、どちらかがコケる傾向が高いようですが
「3強の争い」なら、概ねその3頭でワンツーが決まる機会が多いような気がします。



3強以外の伏兵としては、
△ベストメンバー  △ナカヤマフェスタ  △フィフスペトル でしょうか。
弥生賞をパスしたナカヤマフェスタですが、調教は良かったですね。
ただし、休み明けは少し減点材料でしょうか。
大レースなればなる程、やはりローテーションが大切ですから。
一発まとめて面倒見れば、ということで期待していたアントニオバローズですが、
中間一頓挫あったこと
最終追い切りが良くなかったこと
元からシンザン記念から直行の予定ではなかったこと
などを併せて考えれば、残念ですがヌケですかね。



関東馬がクラシック路線の王道を進み、4戦全勝で1番人気を背負って皐月賞を勝つ。
昨今の西高東低を鑑みれば、何か夢みたいな話ですが、今回は期待出来そうです。
勝負強い横山典弘騎手の手綱捌きにも頼りになりそうですね。