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『中国、原子力空母2隻計画 
20年以降、西太平洋に展開』


【北京=峯村健司】
中国軍が2020年以降、同国として初めてとなる
原子力空母2隻の建造を計画していることを軍関係者が
明らかにした。
今年から通常型空母2隻の建造を始めることがすでに
明らかになっているが、原子力型は燃料補給せずに
長期間移動できるため、遠洋への本格展開を目指す
動きとして注目される。


中国軍関係者によると、北京で08年12月30日に開かれた軍主催の内部検討会議で、
軍幹部が「海軍は09年から空母建造を本格的に始める」と説明。
電力制御システムの部品は国内での製造をすでに始め、15年をめどに2隻の通常型空母を
完成させることを明らかにした。20年までに運用体制を確立し、沖縄、台湾、
フィリピンなどを結ぶ防衛ライン「第1列島線」を越え、沿岸防衛からの脱却を目指す。

 
これに加えて建造を目指す原子力空母2隻はいずれも6万トン級の中型艦。
旧ソ連が建造を中断した原子力空母「ウリヤノフスク」の設計図をすでに入手しているといい、
開発の参考にするとみられる。

 
中国軍は将来的には日本列島からグアム島インドネシアに至る「第2列島線」内の
西太平洋海域の制海権を確保したうえで、インド洋や太平洋全域で米海軍に対抗することを
目標に掲げている。
同関係者は
「今年から造る通常型2隻は布石に過ぎない。原子力型は建造や運用に
膨大な費用がかかるが、我が国の経済発展のペースを考えれば大きな
障害にはならず、さらに多くを建造する可能性もある」

と述べた。

 
1月20日に発表された中国の国防白書には初めて「遠洋での作戦能力向上をめざす方針」と
明記されたが、空母には触れていない。
しかし、空母建造のため海軍は専門部署「048事務室」を開設。海南島三亜の亜竜湾では、
弾薬などを貯蔵する地下トンネルを含め、空母の母港機能を持つ埠頭(ふとう)の
建設に着手している。


現在、原子力空母を保有するのは米国のほかはフランスだけだ。
中国が機動力の高い原子力空母を含む将来計画を具体化させるにあたり、
日本や東南アジアの周辺国だけでなく、米国も警戒を強めるのは必至だ。


→ http://www.asahi.com/international/update/0212/TKY200902120309.html



まぁ、人民の生活を犠牲にしてでも、可能な限り造船する方向でしょうね。
日本や他の国のように、予算の中で大きな比重を占める社会保障費など
あって無いが如くですから。 その分を軍事費に回せます。
何たって、国民の生活より対外的な覇権が第一のお国柄ですから。
また、国民もそれで“中華”としてのプライドが維持出来るのなら
例え生活に皺寄せしても、原子力空母には賛成するでしょう。
しかし、この原子力空母の建造費や維持費、運用に係るあらゆる費用は
莫大なものなんですけどね ・・・。
中国の経済発展における希望的観測に関しては、
甚だ疑問なんですけど。
あと金銭面だけではなく、人員面でも莫大なスタッフが必要なようです。
2015年を目処としている通常型空母と併せて、
その動向には目が離せないところですね。


wikipedia:原子力空母