地中海を支配したのは、「イスラムの海賊」だった。
衝撃的な、『ローマ人の物語』のその後。
- 作者: 塩野七生
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2008/12/20
- メディア: 単行本
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476年、西ローマ帝国が滅び、地中海は群雄割拠の時代に入る。
「右手に剣、左手にコーラン」と、
拉致、略奪を繰り返すサラセン人の海賊たち。
その蛮行にキリスト教国は震え上がる。
拉致された人々を救出するための修道会や騎士団も生まれ、
熾烈な攻防が展開される。
『ローマ人の物語』の続編というべき歴史巨編の傑作。
→ http://www.shinchosha.co.jp/topics/shiono/
『ローマ人の物語XV ローマ世界の終焉』から早くも丸2年。
『ローマ人の物語』は、概ね年末に刊行されて、そのシーズン(冬季)に
読むのを楽しみにしていた年中行事でした。
2年前、「あぁ、これでこのシリーズは終わりなんだな・・・」って
感慨を持って読み終えたのですが。
このような新刊が出るとは、(嬉しい)想定外でしたね。
だって、ローマ後の欧州を書いた塩野作品なんて沢山あるじゃないですか。
あ、いや・・・。 暗黒の中世を正面から描いた作品はないか。
本日購入。
『ローマ人の物語XV』などをザァ〜と読み返してから読みます。
え?はぁ? 下巻は来月に刊行なんですか!?