日曜競馬 回顧

競馬



[天皇賞(秋)G1]


20年近く中央競馬を観て馬券を買ってますけど、
第138回天皇賞(秋)は正に、日本競馬史に残る歴史的名勝負
でしょうね。
天皇賞牝馬が1・2番人気を得て、中身の濃いレコード決着の
ワンツーなんて、ホントに歴史的出来事のような気がします。
それにしても長い写真判定でしたね。


ウオッカ
外枠に入ったウオッカにとっては、どう2コーナーを周るかが最初のポイント。
スタートを決めて、そこをスムーズに中団の前辺りで周った時点で、
レースにおける、この先への展望が大きく広がりました。
道中は中団のチョイ前辺りを追走。1000m = 58.7 のペースでは理想的な展開かつ
位置取りでしたね。 流石に武豊です。
直線では外を満を持して進出開始! ディープスカイと併せ馬で進む手応えを見て
安田記念の再来とも思える圧勝劇が頭をかすめましたが・・・。
いずれにしても、阪神JF・ダービー・安田記念に続くG1・4勝目。
しかも牡馬混合での3勝目は新記録! 歴史的名牝ですね。
2cm の差を制した武豊騎手も、1999年の有馬記念での僅差の惜敗の借りを
返しましたね。
あの時は、指定席にいた私の目の前で、ガッツポーズをしてウィニングラン
したんですけどね w
結果は、グラスワンダーがハナ差でスペシャルウィークを退けたんですけど w



ダイワスカーレット
このレースを歴史的名勝負に祭り上げた張本人ですね w
休み明けながらパドックでは落ち着いてましたが、返し馬では久々が響いたのか
多少の暴れ気味でのキャンター。 初コースでもあり、多少の不安が募ります。
こちらもスタートを決めて、少し掛り気味にてハナを切ります。
本来なら、1000m通過を59秒台中頃のペースが理想でしょうが、トーセンキャプテン
直後を突っつかれては、ペースを落とすことが出来ません。
1000m通過 58.7 のペースで回ってイザ直線へ。
直線中頃では、ウオッカディープスカイに外から差されて、馬群に沈むような
姿が見受けられましたが、そこは女傑でした。
何と、そこから差し返しましたよね!!! 正直、驚きましたよ!
結果、58.7 → 58.5 1.57.2 でしょ。 
上がりが 35.2 とバタバタになりながらも、よく頑張り抜きましたね。
7ヶ月の休み明けをモノともせずに、天皇賞でハナ切ってレコードで粘り込む
ポテンシャルの高さには驚嘆ですね。
勝ったウオッカ以上に、“負けてなお強し”です。
これで11戦7勝・2着4回ですか。 中身を考えると、文句なしに歴史的名牝ですね。



ディープスカイ
現3歳世代の、世代レベルの低さが喧伝されてますが、夏を越した今ではその評価に
修正を加える必要がありそうです。
先の秋華賞のレースレベルは、標準以上でしたし
菊花賞でのオーケンブルースリの走りは、古馬との対決を楽しみにさせるものでした。
そして世代代表馬であるディープスカイも、ダービー馬の名誉を汚すことのない
立派なものでしたね。
初の古馬混合G1、それも大一番の天皇賞にて、タイム差なしのレコード3着ですもん。
この先の展望が広がりました。



カンパニー
横山典弘騎手らしい、人気薄でのキメ打ちの“直線一気!”が功を奏しましたね。
伝統の中山記念を制した馬ですもんね。
馬も人も頑張りました。 パチパチパチ!



エアシェイディ
後藤騎手・伊藤正徳調教師の師弟コンビも、大満足な結果ではないでしょうか。
こちらも、馬も人も頑張りました。 パチパチパチ!



フジテレビ「みんなのケイバ



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