眠れぬ夜の果てに・・・

競馬



いやぁ〜、上村騎手、おめでとう!
奇病である「黄斑上ぶどう膜炎」で、4回の手術を乗り越えて来た、
その甲斐があったというものです。
幼少の頃から騎手一筋で過ごしてきて、マサカの騎手生命の絶望的危機。
さぞや眠れぬ夜を過ごしたことでしょうよ。
そして、愛馬 Sleepless Night と共に連勝で念願のG1制覇! 


G1での1番人気のプレッシャーをモノともせずに、まさに地獄から天国へ!
まぁ上村騎手も偉いけど、それ以上に偉いのが橋口調教師。
橋口師は、このような面倒見がイイんですよね。
穏やかそうな表情の裏には、男気・侠気があります。
かつて、JRAに不当に干された大崎昭一騎手を盛り立てようと、
天皇賞(秋)にて、レッツゴーターキンに騎乗させて見事の勝利!
因みに今日は、橋口師の63歳の誕生日! まさに両手に花状態ですね。



しかし携わる人の苦労と気持ちが報われる競馬って、ホントにいいですよね。



それにしても、この面子でのG1にしては遅かった。
33.6−34.4  1.08.0  ペース的には1000万下あたりでしょうか。
道中が団子状態で、キンシャサノキセキの岩田騎手が懸命に手綱を押さえる姿を見て
あぁ、こりゃ遅いわい ...、と思った方々も多いでしょうよ。
ま、レースレベル自体、少し物足りなさがありますが、でも勝ち馬の完勝劇は称賛です。



キンシャサノキセキは、やはり外枠が禍したのか、ここでも掛り気味に進出。
もう少し折り合いに進展が欲しいものですね。
カノヤザクラは調教が怪しさが、レースにも繋がってしまいましたね。
返し馬でも、何だかヤル気の無さを感じさせるものでした。 疲れたのかな?
ビービーガルダン(牡4)とアポロドルチェ(牡3)は、今後に期待が持てる内容でした。
スズカフェニックスは、このペースではこんなものでしょう。
ファイングレインは、内枠が禍したようで、終始包まれながらの競馬に
馬がヤル気を失せたのでしょうかね。



メイショウサムソンは、惜しくもない結果でしたね。
血統的には完全な欧州血統なのですが、やはり力不足、というか
何故、休明けのブッツケ本番で臨むのか? 
陣営の考えは甘くないか? 
凱旋門賞を展望するなら、宝塚記念をパスして欧州に行くべきでしたね。



さて、次は東京開催・京都開催ですね。
秋競馬も佳境を迎えます。 緒戦は伝統の毎日王冠京都大賞典
いいですねぇ。 天高く馬肥ゆる秋 ...、いい秋にしたいものです。