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『中国の「メディア・コントロール」』

中韓を知りすぎた男 様


前回は中国が発表するデータがことごとくインチキであると
書きました。


理由として「役人達が毎年データを捏造するのは、データが役人の業績を
評価する指標となるから、それと良好な国際的イメージを作り上げて
外資導入の原動力にするため」と述べました。


今日は中国政府がメディアを統制,操作し世界に向かって虚偽の情報を
流していることについて書いてみます。


中国メディアとは中国政府が100%コントロールしている中国宣伝機関
であり、党の代弁者と位置づけている。事実が何であるかは二の次で
中国をよく見せることがメディアの職責とされています。


その宣伝機関の一翼を担っているのが「人民日報」です。
人民日報は中国で最も権威ある新聞と見なされています。


日本を含め各国の中国研究家はこの人民日報を読み解くことで現代中国
のなんたるかを知ろうとしています。


日本で中国通と言われている学者は2000年以上前の漢籍を土台に
して、この人民日報を精査することで とんでもない幻影の中国像を
作り上げてしまいました。


各国の中国ウオッチャーも人民日報や中国政府の嘘で塗り固めた
コメントを通じて中国を知ろうとしてきました。
しかし国際社会は最近、中国メディアを通じて中国を理解することの
間違いに気がつき始めました。


ところが日本の一部の学者は未だ「自分は誰よりも中国について過去
から現在に至るまで勉強してきた、自分は中国を理解している」と
思い込み、他人の意見に耳を貸そうとはしません。
自分で作り上げた幻想の中国を真の中国と信じています。


この中国研究の権威ある大学教授達の意見が長くメディアや日本社会
を覆っていました。


私のブログで過去何回も書いてきましたが、日本人は2000年以上
前に書かれた論語漢詩の名句で育ってきました。


しかしこの2000年間というものは常に一民族としての中国人は
一度も存在しなかった、論語漢詩を書いた漢民族後漢末期に
全滅し、北方から侵入して来た遊牧民に取って代わられ、その後も
異民族の侵入で民族がころころ変わってきた。


民族が変われば当然 文化も言語も違う、すなわち同族民族としての
歴史の一貫性が無い、1912年の中華民国建国まで同じ言語と同じ歴史
を共有する国民というものが存在しなかった。


ところが日本人は中国専門学者も含めて中国人は歴史が始まって以来
一貫して中華民族であると信じてしまった。


だから漢文は中国の古典語と勘違いしてしまったが、いまの中国語と
漢文は全く関係がない。漢文は中国で話されている言葉とはまったく
無縁の言語体系なのです。


ほとんどの中国人にとって漢文は理解不可能であると最近まで日本人
は知らなかった。


つまり中国人は20世紀になるまで、自前の文字が無かった。


いまでも上海人は上海語を話し、広東人は広東語を話すという現実が
ある以上、中国は異文化,異言語の人々の寄せ集めであると分かります。


しかし日本の中国専門学者はこれらのことを無視して2000年前に
書かれた漢文を一生懸命研究して中国専門学者になりました。


その上中国宣伝機関紙の「人民日報」を精査して中国情報を流せば
180度違う中国像の幻想が出来上がってしまいます。


その為に日本社会では、中国「崩壊論」と「繁栄論」という全く
相反する二つの見方が存在し、お互い自分こそ正しいと言い合って
います。


何精漣氏があきれた「人民日報」の全ての内容の主軸になっている
美しすぎる嘘を書いてみます。


「中国人はこの世の天国で暮らしている。政府は誠実に政治にまい進
して民を愛し、役人は清廉潔白で公務に徹し、日頃から民衆の声に
耳を傾けることを忘れない。失業率は低く、失業者も政府の保護と手厚い
気配りにあずかっている。人民は政府に対してただただ感謝あるのみ
であり、国家の指導者を心から熱愛してやまず、たまたま汚職があった
としても、つねに政府の英明なる指導のもとにたちまち事態は是正
される。」


このよく出来たブラック・ユーモアは中国メディアの当然の
職責なのです。


この人民日報のプロパガンダを信じている中国通は、中国も自由化と
民主主義の方向に向けて、まい進している。
そして近い将来中国は間違いなく近代化すると思っています。


何清漣氏は中国の教科書では全ての歴史が分厚い嘘で塗りたくられて
いると書いています。
「「天安門事件」は言うに及ばず、「文化大革命」や60年の大飢饉、
など党の誤りによってもたらされた巨大な歴史的災難に関して簡単な
叙述さえない」と言っています。


そして何清漣氏は「中国政府は各種のデマを作ることに長じ、しかも
嘘をついて恥じ入るどころか、自分は「民主政治」を実行していると
言いふらす鉄火面振りである」
「中国人民の生活は苦痛に満ちているのに、中国メディアの中国報道
は常に「陽光」に満ちている、これらの陽光は中国国内で輝くばかり
でなく、海外にも手を伸ばしている、そして一部の中国研究者は中国
の美化にいそしむ能力を発揮している」とも書いています。


このようにメディア統制や嘘で塗り固めることによって作り出された
「繁栄」はまさしく幻影そのものです。


いったいこの国はどこへ向かおうとしているのか、中国は突然砂漠に
現出した蜃気楼である、空気中に光が異常に屈折して出来た蜃気楼なら
いつか消えてなくなります。


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