人の裏に道あり花の山?

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『1年足らずで6割下落 上海株五輪後の大不安』


上海株式市場の下落傾向が続いている。
2008年8月19日の上海総合株価指数は前日に比べて、
わずかに上昇2344ポイントで取引を終えた。


前日に売られた銀行や石油関連株に買い戻しがあった。
しかし、その前日が年初来最安値の2297ポイント。
07年10月のピーク時には6000ポイントをつけていたのだから、
1年も経たないうちに6割も下落したことになる。
「株価が2300台で落ち着くのかも不透明」(シンクタンクの研究員)で、
不安が不安を呼ぶ悪循環に陥っている。


中国選手の金メダルラッシュに沸く北京五輪だが、上海株式市場はさっぱり。
8月19日の上海総合株価指数は一時、前日比0.97ポイント安い2297まで下落した。
2300割れは2006年12月18日以来、約1年8か月ぶりのこと。
その後は銀行株や電力株で買い戻しがあって持ち直したが、とにかく散々なあり様だ。
上海総合株価指数の7月以降の推移をみると、6月の下落基調が続いて
7月上旬は2600台まで下落したところで割安感が出て株価が反発。
しかし、08年上期の主要経済指標が発表された7月17日には成長率の
低下傾向が明るみになり、再び下落。7月は2600〜2900の範囲で推移した。
ところが、8月に入って北京五輪がはじまると、
これまでの「五輪景気」の終焉とばかりに下落傾向に拍車がかかった。あ
シンクタンクの研究員は、上海株が上がらない原因を、
「やるやる、といっている株価対策が、まったく行われないことに
投資家が嫌気をさしている」と指摘する。


上海株下落の引き金は、中国政府による「引き締め策」とされる。
07年10月までは北京五輪開催前の建設ラッシュなどで景気も上昇、
株価にも勢いがあって、急激に6000ポイントに乗った。
「引き締め策」はそんな株式市場を一たん冷やすための措置だったが、
これが予想以上に効いた。
さらには08年上期の主要経済指標が予想以上に悪かった。
「中国政府は景気対策こそ打ち出したが、株価対策には手をつけなかった。
投資家はそれに落胆し、先行きの懸念材料にもなった」とみている。
ある証券マンは「五輪バブルだったとはいえ、6割の下落。
調整局面なんていうものではない」と嘆く。
2ケタの経済成長が見込めなくなったことや四川大地震の影響も小さくないが、
これらに加えて「五輪で海外メディアへの露出が増えたことで、
かえって中国が抱えている諸問題がつまびらかになってしまったことが
マイナス面に働いたのでは」と推測する。
中国景気の後退、また中国政府などが保有している株式が近く市場に放出される
との観測もあって、上海株はまだ下がるとの見方が根強い。
不安が渦巻くなかで、2010年の上海万博はまだ遠い先の話。
株価浮上の起爆剤になるような材料ではないようだ。

→ http://www.j-cast.com/2008/08/19025352.html


あー、市場での中国株の評価は、まさに“五輪”まで。
五輪が過ぎれば後は、野となれ山となれ・・・。
そもそも中国経済自体が、実に胡散臭いです www
で、当然、五輪後までもち続ける意欲のある人は少ないワケで
我先にと売りが続いて、この暴落があるのでしょうね。