頑張れッ! って言えますか?

競馬

bakenshikabuya2007-12-26

仕事を何とか定時で終えて、母上が入所する介護老人保健施設へ車を飛ばす。
別に変ったところもなく、いつものように大広間にて車椅子で佇んでいます。
口腔ケア(っても、電動歯磨き+口内消毒)を終えて、熱いタオルで顔を拭き
サッパリして部屋に戻って、ベッドに寝かせる。
まだ寝る時間でもないので、CDウオークマンで好きな音楽を聴かせる。
静かに聴き入った様子で、私はベッド脇にて『チーム・バチスタの栄光(下)』を読む。
チラッちらっと時々視線を上に上げて、様相を確認。 変わったところなし。
が、その刹那 ...。



19:00過ぎあたりか、『うううぅぅぅゥゥゥ・・・!』と苦しそうな唸り声。
胸に両手を充てて苦しそうで声にならない悲鳴 ...。
『!!!』
すぐに備えつけのインターホンでナースさんを呼ぶ。
苦しそうな嗚咽から、口で少々おかしな不自然で大きな呼吸を始める。
ナースさん到着時には多少治まったものの、明らかに様態はおかしい。
すぐに血圧・酸素飽和度・体温を測定。
一度測り直すも、特に異常値はない、つ〜かほぼ平常値?。 血中酸素も 96〜97。
ただ何らかの発作を起こしたのは明らかなので、施設の“親会社”に当たる近傍の病院へ
連絡を取った後に搬送。
(施設のヘルパーさん達には、仕事とはいえ搬送時には大変お世話になりました。)



この病院。 
諸事情により二次救急の輪番からは抜けたものの、救急患者は出来る限り
引き受けているようですね。
ま、母上の場合は系列施設からですから、普通は受けて頂けます。
1Fの救急処置室にて病院のナースさんが、血圧・酸素飽和度・体温を測定。
多少血圧が高くなったものの、その他は変化なし。 同時に点滴も開始。
間もなく医師到着。 当番医師は急性期内科病棟の消化器内科医。
状況を確認して、心電図を取る。 出力されたデータは、特に問題ないとのこと。
続いてCT撮影。技師さんはいなかったけど、医師とナースさんで撮影。
スキャンされたCT画像では、脳自体に委縮が診られるものの、
(これは今に始まった事ではありません。)
出血などのイベントはありませんねぇ ...。 
念のため入院することになり、内科病棟へ運ばれる。



病棟に移った頃には、状態はほぼ安定。 
私が病室を出る21:40頃には、スヤスヤと寝息をたてて、ほぼ平常な状態でしょうか。
今後、何事もなければ明日1日様子を診て、明後日退院でしょうか、との診断。
そうあって欲しいものと、切に思います。
年末で、仕事がアレなんですけど、そんな事は言ってられませんね。
昼過ぎには病院に行くことになるでしょうか。



昨年は
6月上旬〜下旬にかけて約3週間入院
7月上旬〜下旬にかけて約3週間入院(この時に、胃ろう造成)
8月下旬〜9月上旬にかけて約1週間入院(不明熱)
今年は
5月中旬から6月上旬にかけて約1ヶ月入院など、
昨年春過ぎに体調を崩してからは、心配な状態が続きます。
よって平日とはいえ、老健へ足を運ぶ機会も多いです。(職場の同僚・上司の理解に感謝!)
それ以前、老健に入所以前にも倒れて入院したことがありますが
その度に、元来の丈夫な体と精神力を持って回復してきましたけど、
何だか、これ以上『頑張れッ!』って言うのも気が引ける感じがしますね。
あ、別に頑張って回復して欲しくないって意味では無いですよ、勿論、当然。
頑張って、その結果、これまで以上に苦しまないで ...、そんなトコでしょうか。
生死の境を何度か彷徨った老いた母上に、これ以上『頑張れッ!』とはねぇ ...。
生きる事自体が、肉体的苦痛であった場合、 ...、どうなんでしょうか。



でもね、でもね。
大事な人が病気になれば、自分が代わってあげたい
大事な人が重篤になれば、自分の命や寿命を捧げてでも回復して欲しい
果ては、自分の命や人生を犠牲にしてでも、代わりに守ってあげて下さいッ!
って神仏に祈るものも道理だと思いますよね。 それって自然でしょ? 
勿論、私もね。 その気持ちは誰にも負けないくらいありますよ ...。



昨年6月の緊急入院以来、何かと考え込むことが多くなりましたかね。
まぁ、私が考え込んでも、何が変わるワケではありませんけどね www

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