天皇賞(秋) 回顧

競馬

bakenshikabuya2007-10-28

勝負の世界は時として、勝者側にも残酷な選択を迫られる場合があるのかも
しれませんね ...。



[天皇賞(秋)・G1]
結論から言っちゃいますと、スタートは決めましたが、今日に限っては外枠が禍してか、
向こう正面で先団に取りつけずに、あろうことかメイショウサムソンを前に見た時点で
ダイワメジャーはダメだったんですね。 早々諦めモード。 直線での不利は関係ありません。
直線で追って味の出る馬ではなく、先行押し切りが持ち味ですから。
エイシンデピュティの斜行に伴う、あの直線での将棋倒し的な不利がなくても
アドマイヤムーンダイワメジャーのメはなかったでしょう。



それにしても、メイショウサムソンは強かった! 
馬場を考えれば、勝ち時計の1.58.4(上がり34.6)は立派です! 
いや、時計以上に内容が横綱相撲の圧勝ッていうところでしょうか。 底力が違いました。
これまでの僅差で凌いで勝って来た、同じ父を持つテイエムオペラオー的なサムソンではなく
全盛期のナリタブライアン的な破壊力十分なサムソンへの脱皮でしょうか。
まさにユタカ・マジックですねぇ。
春・秋の天皇賞を連覇。 凄いですねぇ。
テイエムオペラオーを出したのはマグレではなく、オペラハウスの種牡馬としての価値も
上昇するのではないでしょうか。



そこで冒頭に戻りますが ...。
確かに、石橋騎手では望み得ないくらい、馬の能力を十分に発揮させる事が出来る武豊騎手ですが、
今後のユタカへの乗り替わりには反対です ...。 無責任を承知な希望です。
厩舎とオーナー・サイドはそりゃ、ユタカへの乗り替わりを望むでしょうけどね。
たださ、苦労人・石橋騎手と、雑草のようなメイショウサムソン のコンビで勝つことで
その味わいが出るってもんでしょッ!



アグネスアークは、1.58.8 での2着確保は、これまた立派!
前2走はフロックではなく、本格化ですね。
結局、今年は4歳馬同士のワン・ツーでしたね。 過去の傾向は軽視してはいけませんね。
カンパニーは、一瞬突き抜けそうでしたが、まぁこのヘンが底力の差でしょうかね。
でも、この頑張りは称賛に値しますよね。
ポップロックは、流石にあの位置ではねぇ ...、結果論ですけど。



でも、秋の天皇賞の頃からジャパンカップまでの、晴天時の東京競馬場ってイイですねぇ。
天皇賞に出走する馬が、地下馬道からコースに出てくると、秋の柔らかな日差しを受けて
馬が輝き、少し長い影を引きずりながら返し馬に入る、何となくイイ雰囲気です。
最後の直線でも、傾きかけた日差しを受けて、輝いた馬達が一斉にゴールを目指すその姿は
もう、文句なしに見惚れるほど大好きですねぇ。



これは衝撃です。
余りにも可哀想です。 悲劇もここまでくると、嫌になりますね。
『精神症の甥に濃硫酸をかけられた12歳の少女(グロ画像注意)』
見たい人は、勧めませんが、2ch痛いニュース+」でご覧ください。
何故、濃硫酸が手に入ったのか?
この健気な少女の運命の過酷さといったら ...。


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画像の少女は陳超。
http://blog17.fc2.com/c/chiquita/file/71023i.jpg
1994年10月27日、四川省巴中市の池のほとりに捨てられて泣いていたところを
陳芝平さんに拾われました。

陳芝平さんの家には男の子がひとりいましたが、分け隔てなく育てられ、
成長した陳超は画像のように愛くるしい笑顔に大きな瞳、そして体つきもほっそりと、
踊ることが好きで学校の成績にいたってはずば抜けて優秀だったといいます。

今年中学に入学した陳超は、積極的に家の手伝いをこなし、育ての親にも
惜しみない愛情を注がれて、より一層勉強に励んでいたそうです。

2007年7月30日のことでした。
ゲームをしていた陳超の背後から、遊びに来ていた甥の王が
500ml入りの濃硫酸の瓶をもって近づき、振り向いた陳超の顔にぶちまけました。
瞬時に爛れる陳超の顔。

陳超の叫び声でこのことを知った両親は、直ちに陳超を近くの病院に運びます。
しかしながら火傷の程度がひどいため、陳超は重慶市の南西病院に移して
手当を受けることになりました。

陳超の火傷は三度の重傷。患部は体表の40%に及び、顔以外にも胴、臀部、
四肢、両目が損なわれ、手術は8月9日以来五回に及ぶもいまだその後の施術は
陳超の回復待ちだといいます。

しかし家でも治療費は底をつき、現地メディアや現地政府の援助や寄付金も
この大きな手術には焼け石に水
両親はここに至って、ネットを通じ、寄付金を募ることにしました。

「いつまで入院すればいいの?」と訊ねる陳超。
両目は失明、耳も鼻も損なわれた陳超はいまだ自分の顔が傷ついたことも
はっきりとはわからないのかもしれません。
なお、王は精神症を患っていました。

下画像は現在の陳超。
モザイクなし画像と連日訪れる見舞客の様子はこちら(ショッキング画像注意)。

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この記事を見た時、『大地の子』(山崎豊子著)の陸一心を思い浮かべましたけど ...。
何か、それとは比較出来ない程の悲劇ですね。 悲し過ぎます。

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